チーム成果創出力の習得②介護事業所の人材獲得の手法/介護経営コンサルティングの知見と後継者育成vol.007
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業種
介護福祉施設
- 種別 トピックス
介護経営の知見「チーム成果創出力の習得②
介護事業所の人材獲得の手法」
次世代介護経営者・経営幹部養成塾
2019年を皮切りに、現在第2期(2020年6月~2021年2月)が開催されている、介護施設後継者育成のための「次世代介護経営者 経営幹部養成塾」。
介護施設の経営コンサルティングの中で培ったノウハウを次世代の方にお伝えし、介護施設の後継者を育成する9か月に及ぶ講座だが、2020年12月11日に、第7回「チーム成果創出力の習得②介護事業所の人材獲得の手法」がオンラインで開催された。
当日の講義の概要、参加者の皆さまの声をレポートする。
第7回「介護事業所の人材獲得の手法」
- 塾長挨拶
- 課題共有
- 人材確保手法を理解する
- 海外人材採用の動向・手法を理解する
- 国内人材及び海外人材の多様な採用ルート確立に向けた実践事例
塾長挨拶(2020年12月11日10:00~)
塾長の藤澤功明(株式会社日本経営 取締役会長)が登壇。「世界に通じる社会教育」を進める日本電産の永森会長の動画をご紹介。教育のあるべき姿について共有しました。
課題共有(2020年12月11日10:10~)
施設長の実務の視点、組織管理・人事管理の視点において、現状、将来予測、予測を踏まえて現在すべきことを発表していただきました。夜勤の業務軽減についての取組みを発表される方もおり、ほかの事業所の方から大変参考になったとのご意見をいただきました。
人材確保手法を理解する(2020年12月11日13:00~)
ヒューマンファースト株式会社 代表 山本 陽亮 氏に、人材確保の手法についてレクチャーしていただきました。レクチャー後の質疑応答の時間には、「実際の求職者が法人の理想とかけ離れているが、現実との穴埋めをどのように行っていけばよいか。」等、採用後に自法人で抱えるお悩みなどもいただき、お答えさせていただきました。
海外人材採用の動向・手法を理解する(2020年12月11日15:00~)
アジア健康構想についての基本的な戦略と日本の今後の方向性についてご説明しました。その後、現在注目されている技能実習、特定技能といった外国人受け入れ方法に加え、それ以外の受け入れ方法についてご紹介、様々ある受入れ方法をどのように組み合わせると取り組みやすいかをご説明しました。また、外国人採用後の受け入れ側の心構えとマネジメントについても解説いたしました。
国内人材及び海外人材の多様な採用ルート確立に向けた実践事例(2020年12月11日16:20~)
人材の採用ルート確立に向けた実践事例について解説しました。さらに、 働きにくさを抱える方が働き続けることができる職場は皆がしあわせであり、しあわせを感じている職員に介護をしてもらえるからこそ、お客様に喜んで頂ける、従業員満足と顧客満足の密接な関係について共有しました。
ご参加された皆さまの声(抜粋)
「採用ターゲットの設定は必要である認識はあったものの、人事担当者と突き詰めて話をしたことはなかった。応募者側には伝わるはずもなく、中途半端な取り組みでは効果的でないこと、継続的でないと理解できた。」
「海外人材を受け入れは行っていないので、他法人さんのお話は大変興味を持ちました。採用に向けて準備が必要なので、提案していければと思います。」
「海外人材を受け入れて良かった点は、日本人が介護の原点に戻る良い機会になった事、課題としては、やはり、言葉の壁です。その中で、今回の研修で、技能実習生だけの採用ではなく、特定技能や高度人材などを採用し、外国人同士で補えるシステムが必要であると再認識しました。」
「他法人では、採用後の細やかな面談実施により人材定着の一助になっていること知り、自法人でも取り組みたい」
運営スタッフからのコメント
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、引き続き、オンラインでの開催となっておりますが、参加者様の積極的なご参加で、無事第7回も開催することが出来ました。
第7回は「人材採用」に焦点を当てた講義が中心となっており、ご参加者さまがそれぞれ自法人の採用手法に関して見直す機会となりました。
働き手の減少、売り手市場と言われる中で、介護業界ではどのように人材を採用していくべきか。今回の講義を受けて、早速採用におけるSNSの活用に取り組まれた法人様もあると聞いております。
今後とも、ご参加者さまが最大限の学びとご縁が得られます様、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。